文・石鍋健太
絵本大量入荷!を機に何冊か選んでブログで紹介しております。
第2弾は、とくにまとまって入ってきた長新太さんの絵本を紹介します。
雑然とした写真で申し訳ありませんが、ご覧のとおりかなりの数揃っています。どれを選んでもナンセンス&ハートフル。ためしに何冊か開いてみましょうか。
▲ 『キャベツくん』より、ブタヤマさんに食べられそうになるキャベツくん
▲ 『ぼくのくれよん』より、キャーッ!赤が!
▲ 『にゅーっするするする』の一場面。これかなり怖い本です
まだまだたくさんありますが、最後に私が個人的に大好きな『サラダでげんき』を紹介します。
『サラダでげんき』は、病気で寝ているおかあさんのために、りっちゃんがサラダをつくってあげる話。りっちゃんが窓辺のキッチンでサラダをつくっていると、さまざまな動物たちがサラダに足りないものを足しにやってきてくれます。
どんな動物たちがなにをしてくれるのかを書くわけにいかないので、この本の魅力を伝えるのは難しいのですが、とにかく世界中から頼りがいのある動物たちが駆けつけます。素晴らしき分業、モノづくりはこうでなくては。かなりドラマティックです。ページをめくる動作にまつわる快楽と驚きと感動が、最後の最後まで押し寄せてくる一冊。
これ読むと確実に元気でます。問題は、元気がないときには、なかなか絵本を開こうとなんて思いつけないということです。だから元気なさそうな人が近くにいたら、『サラダでげんき』を開いてあげるとよいでしょう、たぶん。
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