こんにちは、店主の高松です。
クラリスブックスで開催する読書会も、次回が5回目。
試行錯誤しつつも、なんとかやってきております。いままでご参加いただきました方々、誠にありがとうございます。
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さて、すでに告知しております通り、次回5月11日(日)の読書会の課題図書は、ドストエフスキーの『罪と罰』になります。おそらく誰もが知っている小説で、まさに世界文学!という作品なのですが、読んでみると、“単純に面白い”。今読み返しておりますが、それが率直な感想です。
徹底的に考え抜かれ、計算され尽くされた構成、その為、その深い思想的意味すらもそこに溶け込んで、あたかも通俗なサスペンス小説のような展開を見せます。しかし、だからこそ世界文学たる所以なのだと、今更ながら思い知らされました。考えてみれば当たり前のことですね。難しすぎて誰にも読まれなかったら、ここまで読まれ続けなかったでしょう。
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読書会では、この作品の世界文学的な位置や、作者ドストエフスキーという人物について、さらにこの作品がおよぼした影響など、いろいろなことをみんなで話していきたいと思います。この作品の中心的な内容はあまりにも有名なので、お読みでない方でも楽しめると思います(もちろん漫画でもなんでも読まれてこられた方がより面白いとは思います)。どうぞお気軽にご参加ください。
電話:03-6407-8506
メール:info@clarisbooks.com
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また、その次の読書会の課題図書ですが、今のところ・・・カミュの『異邦人』、フォークナーの短くて入手しやすい作品、手塚治虫の『火の鳥』、村上春樹の短めの作品、その他日本の現代の作家などなど、候補がなんとなくありますが、まだ決まっておりません。なるべく早めに決定したいと思います。ちなみに選ぶ基準は、『罪と罰』が長編なので、次回は短いもの、そして入手しやすいものがいいと思っております。
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