クラリスブックスがオープンして、4ヶ月くらい経ちました。当初は、この本はここ、あの本はここと決めていたのですが、やはりそこは古本屋、入ってくる本の内容や量によって、臨機応変に動かなくてはいけません。

ということで、文庫を見やすく入口付近に移動し、そしてアート系の本をもっと拡げやすく見やすい位置に移動するという、ちょっとした店内改装を行ないました。当店は、基本的にはお客様が売っていただいた本によって成り立っております。ですので、こちらはどうしても受け身になってしまうことがあります。だから棚やジャンルの位置に完成形はないと言っていいでしょう。入ってきた本の内容・量を見定めて、柔軟に対応しなければなりません。そこが面白いところでもありますが、けっこう大変です。

棚1

作り上げて完成!というわけにいかないのは、ホームページと同じかもしれません。ホームページも、バナーをここに配置して、ボタンをここに付けて、説明は画像の下において・・・などと作り上げていきますが、決してそれで完成して、はいおしまい、というわけにはいきません。ホームページの場合、更新していかなければなりません。新しく入った商品を見せたり、イベントの告知のページを作ったり、ブログを更新したりなどなど、常に変わっていくもの、変わっていかなければならないものだと思います。そう考えると、古本屋の棚とホームページって、とても似ていると思いました。

ただ、一つだけ大きく異なることがあります。それは、本は重い!ということです。
ホームページであれば、マウスとキーボードでクリクリ作業をしていろいろなところを変更できますが、古本屋はそう簡単にはいきません。いろいろ考えていざ棚を置いてみると、どうもしっくりこない・・・じゃあこちらにしよう、と簡単に言っても、本がぎっしり詰まった棚を移動するのはそう易々とできるものではありません・・・

さて、一応ある程度まとまったので、簡単にお知らせいたします。

棚3

▲店内入ってすぐの左側に文庫棚を設置。講談社学術文庫、ちくま学芸文庫、平凡社ライブラリー。あたらしい棚におさまって、しっくりきております。

棚4

▲この写真は、文庫をどのように設置するか、どうしよう、と悩んでいる状況を示しております。
棚の奥に押し込んでしまうか、それとも上の写真のように、ほんの少し出しておくか。奥まっているとお客様が取りづらい。少し本を出しておく作戦だと、もし版形の違うものを入れなければならない場合、それだけぼこっと出てしまう、さらに、少しでも外に出ているので埃をかぶりやすい、落っことしやすい。両方とも一長一短です。
今のところ、奥に少し押し込んでおく作戦をしています。
(ちなみに少し本を棚から出しておく場合、しっかり長さ・奥行きを計って、木材などを奥に入れておきます)

棚5 棚6

▲「拡張するファッション」展コーナーです。写真には写っておりませんが、さらに横にも広がりました。まだまだ拡張し続けております。不思議なもので、本が本を呼んでいるのか、最近良い本が入荷しました。

棚7
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▲文庫のあった奥の窓のところには、メンズファッションやサブカルチャー系の本を置きました。

棚9

▲山下望さんのzine、airiさんの写真集、「10年メモ」、「髪とアタシ」、「マイク・ミルズのうつの話」など、委託でおかしていただいているものたちもきれいに並べることができました。

以上、ちょっとした店内改装のお知らせでした。もちろんこれで完成ではありません。これからも柔軟な対応をしてまいります。
少しだけ新しくなったクラリスブックス、皆様ぜひ遊びにいらしてください。よろしくお願いいたします。

高松

 
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