こんにちは、石鍋です。12月14日（日）に当店で開催される林央子さんトークイベント。いよいよ日が近づいてまいりましたが、ここにきて、あらためてトークゲストのお二人をご紹介します。

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■ 林央子さん

「ファッションは季節ごとに最新の流行情報を与えるシステムだ――これまで多くの人に、ファッションはそう受け止められてきた。新作コレクションや流行情報の量が圧倒的なあまり、人々はそこに自分の思考を挟むことを、機械的に阻止してしまってきたのかもしれない。でも実は、ファッションを入口にして、さまざまなことを語ることができる」

ひさびさに『拡張するファッション』（2011）を開いてみると、林さんのファッションやアートに対する思いや、クリエイティブな表現と向き合う姿勢が冒頭のこのシンプルな文言に織り込まれていたことに思い至り、あらためてワクワクします。
1990年代は資生堂『花椿』誌の編集者として、2000年以降はインディペンデントな個人雑誌『here and there』の編著者として、現代的なクリエーションの前線から届くさまざまな声に耳を傾け続けた林さん。2014年2月、彼女の考察と報告の結実である『拡張するファッション』は刊行から3年の時を経て展覧会に形を変え、いくつもの新たな“拡張”の種を蒔きました。クラリスブックスでもそれらは芽吹き、トークイベントやフリーペーパー制作、店頭での関連書籍・雑誌フェア、水戸芸術館の「拡張するファッション」展会場での古本市といったいくつもの素敵な花を咲かせることができました。
クラリスブックスとしては第二回目となる今回のトークイベントでは、「拡張するファッション」展を林さんに振り返っていただくとともに、同展をめぐるさまざまな“拡張”の只中で彼女自身の中の何がどう変わったのか、最新の動きなども含めてお話をうかがいたいと思います。

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■木坂明日奈さん

パスカル・ガテンのワークショップ「制服のコンセプトについて考える」は、「拡張するファッション」展の主旨をもっとも実践的に体現した取り組みであるといえるかもしれません。水戸芸術館とミモカで行われた同ワークショップに参加した明日奈さんに、その体験をたっぷり語っていただきます。先日のブログでも彼女について紹介しておりますので、こちらもぜひご覧ください。

▲▼ 明日奈さんが送ってくれた、ミモカでの同ワークショップの様子を捉えた写真の数々。提供：丸亀市猪熊弦一郎現代美術館

▲ パスカルがやって来る前に、明日奈さん自身がミモカの仲間たちを主導してワークショップを進めていったそうです。そのあたりのおもしろさやご苦労、水戸芸術館との違いなどについてのお話も、当日はぜひ聞いてみたいところ。

▲ 「拡張するファッション」展会場、同ワークショップに関する展示の様子。参加者それぞれがパスカルのアドバイスを得て自らの体験を表現しました。

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以上、トークゲストのお二人についてあらためてご紹介しました。
トークは12月14日（日）16時からはじまります。まだお席はございますので、ご興味がおありの方はぜひお問い合わせください！特設展示コーナーは当店の営業時間中であればどなたでも無料でご覧いただけます。
どうぞよろしくお願いします！

クラリスブックス　石鍋

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林央子トークイベント ： ２つの「拡張するファッション」展

― パスカル・ガテンの言葉と、つくったことのない何かをつくる時間について ―

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◆日時：12月14日（日）　16：00～17：00頃　（開場15：30）
◆出演：林央子、木坂明日奈
当日はゲストとして、展覧会開催当時、丸亀市猪熊弦一郎現代美術館で監視員を務めていた木坂明日奈さんにもトークに参加してもらいます。同館でのパスカル・ガテンによるワークショップの体験などを中心に、お話しいただく予定です。
◆会場：クラリスブックス　東京都世田谷区北沢3-26-2-2F 
（下北沢駅北口徒歩3分）
◆参加費：1,200円
◆参加方法：店頭またはお電話にて、「トーク参加希望」とお申し出いただき、
お名前・電話番号・参加人数をお知らせ下さい。
＊定員に達し次第、募集は締め切ります。
＊当日の入場は、先着順・自由席となります。

お問い合わせ先
クラリスブックス　03-6407-8506
受付時間
平日　12時-20時／日曜祝日　12時-19時（定休日　月曜日）

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