作品社の『日本の名随筆』シリーズがたくさん入荷しました!
各巻ごとにテーマが設定され、それにふさわしい編者が30~40編ほどの随筆をまとめたアンソロジーです。
▲ ご覧のとおり、テーマはかなり多岐にわたっており、本巻と別巻あわせて200冊、執筆者数は2000人以上にものぼるそうです。
今回当店に入荷してきたのは別巻の方で、全100巻揃っていないため一冊ごとのバラ売りですが、かなりの量です。背表紙をザッと眺めてみると、「このテーマはやっぱりこの人なんだな」といういかにもな巻もあれば、「この人がこのテーマを!?」という意外な組み合わせも多く、いちいち手にとって執筆陣をチェックしたくなります。
たとえば、『映画』の編者はテッパンの淀川長治、執筆陣は尾崎翠、谷崎潤一郎、マキノ雅弘、笠智衆、渋澤龍彦、山田宏一などなど豪華な顔ぶれが揃っています。『冗談』をまとめるのは河合隼雄、どんな視点なのか気になるところです。関川夏央の『常識』、毒への執着やみがたい中島らもの『毒薬』、高橋源一郎による『競馬』も、オダサクや古井由吉、虫明亜呂無らをおさえており、読み応えがありそうです。
全体的にカバーの背に少ヤケ有ですが、表紙や中身はとてもきれいで状態良好。
在庫はこちらのページから閲覧できますが、ネットに登録していないものも一部ございます。ぜひ店頭にて、吟味してください!
石鍋
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