文・石鍋健太
久々に下北沢のオリジナルハンドメイド革雑貨店「シンプルソング」へいきました。
このお店は、以前にも一度ブログで紹介しています。昨年12月、シンプルソングの手帖カバーにふさわしいシンプルな手帖がなかなか見つからない葛藤などを記しました。
http://clarisbooks.com/?mode=f35
あれからはや9カ月、当時はいかにも新品という風貌だった手帖カバーの、現在の姿がこれ。
写真でみると何も変わっていないようにも思えますが、少しずつツヤが出て、手にもしっくり馴染んできました。
そしてもう一点、今年の春くらいに購入した名刺入れを紹介します。
実はこの名刺入れ、リクエストに応じて店主の中村さんが新たに開発してくれたものなのです。僕はクラリスブックスに勤めつつライターとしても働いているので、数種類の名刺を状況に応じてサッと取り出せる名刺入れを求めていました。それまでつかっていた名刺入れだと、各ポケットに2、3枚程度入れるだけにしておかないと詰まってしまってサッと取り出すことができず、さらに困ったことに、ポケットが深すぎてどこにどれが入っているかがわからなかったのです。そんな悩みを中村さんに相談したところ、「じゃあ数カ月後につくってみます」とのこと。果たして数カ月後、本当につくってくれたのがこのシンプルかつシステマティックな名刺入れだったというわけです。
▲ パカッ
▲ ペロッ
自分の曖昧な思いが具体的なモノとなって現れたことに、感動しました。さらに購入後も、微妙なマイナーチェンジの要望に対応してくれたり、使用感の報告に真剣に耳を傾けてくれたりと、何よりも「つかう人」のことを第一に考える中村さんのモノづくりへの姿勢にあらためて敬服し、再度ブログで紹介しようと思った次第です。
つかう側としても身が引き締まり、愛着も増します。仕事がんばろうってなります。がんばります!いまやこの2つは僕にとっての基本装備です、戦友です。
ちなみに、クラリスブックスの面々は、3人ともシンプルソングの革小物を愛用中。
▲ 高松の私物――四つ折財布。
▲ 石村の私物――豆本みたいな名刺入れ(奥)と、スリムなキーケース(手前)。
中村さんは日々試行錯誤をくり返しつつ、新たな商品開発に取り組んでいます。つくる人の顔が見えて技が見えて思いが伝わる、とてもよい店です。下北沢にお越しの際は、ぜひ寄ってみてください。できればクラリスブックスにも。
【お店情報】
Simple Song シンプルソング
155-0031
世田谷区北沢2-30-6 COOP MK 2F
03-6407-1494
http://www.simple-song.com/
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クラリスブックスのブログでは、新入荷品情報や本のレビュー、イベント告知などだけでなく、地元の素敵なお店もどんどん紹介していきたいと思っております。
まだすこしですが、こちらのページにて、これまで紹介したお店情報をご覧いただけますので、ご興味がおありの方はどうぞ。
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