先日お伝えいたしましたが、4月6日の日曜夜7時より、クラリスブックス第4回目の読書会を開催いたします。

前回のブログはこちらからご覧いただけます。

課題図書は山田宏一『恋の映画誌』です。

恋の映画誌

「おもしろい。おもしろすぎて言葉もない。」 (『三十九夜』)

「形而上学的、精神分析的解釈などあざ笑うかのように鮮烈な、めまいのようなイメージで迫ってくる。」(『知られぬ人』)

「彼女の身振り、口振り、笑い声、表情、すべてがあどけなくて、いじらしくて、明るくて、素朴で、しかも、ときには多感な少女らしい哀愁にみち、どんなシーンもほのぼのと美しく感動的にしてしまう。」(『ローマの休日』)

「まるでグズって素直に言うことを聞かない子供を、幼児的な男を、おだてたり、すかしたり、おどしたり、ときには泣きの一手で、誘惑してやらなければならないのだ。キスのしかたから背中がかゆいときのかきかたまで、教えてやらなければならないのだ。まるで母親の子育てならぬ、女の男育ての物語のようだ。」(『ハタリ』)

「『刻一刻と変化しつつある』女の魅力を撮り急ごうとするトリュフォー監督の欲望の視線に恥じらい、苛立ち、刃向かうかのように攻撃的なイザベル・アジャーニの張りつめた演技を観る映画だ。」(『アデルの恋の物語』)

取り上げられた映画が面白いのはもちろんですが、読者を映画へといざなう、リズミカルな言葉の連なりに彩られた文章は、書き言葉が映画を伝えるという、簡単そうでいて実は難儀な技と、芸をみせてくれます。

上に取り上げた映画以外にも50本あまりの作品が取り上げられています。

「散りゆく花」「猛進ロイド」「知られぬ人」「キートンのカメラマン」「モロッコ」「街の灯」「自由の魂」「キング・コング」「未完成交響楽」「或る夜の出来事」「ターザンの復讐」「痴人の愛」「ボレロ」「メリイ・ウイドウ」「西班牙狂想曲」「三十九夜」「平原児」「望郷」「オーケストラの少女」「駅馬車」「邂逅」「風と共に去りぬ」「哀愁」「レディ・イヴ」「カサブランカ」「深夜の告白」「石の花」「狂恋」「素晴らしき哉、人生!」「幸福の設計」「雨に唄えば」「禁じられた遊び」「黄昏」「夜ごとの美女」「嵐が丘」「ローマの休日」「紳士は金髪がお好き」「地上より永遠に」「夏の嵐」「夏の夜は三たび微笑む」「慕情」「狩人の夜」「恐怖の逢びき」「カビリアの夜」「めまい」「昼下がりの情事」「白夜」「めぐり逢い」「誓いの休暇」「ハタリ!」「一年の九日」「軽蔑」「シェルブールの雨傘」「哀しみのトリスターナ」「狼は天使の匂い」「アデルの恋の物語」「レオン」「ビューティフル・ガールズ」「初恋のきた道」

本をお読みでないかたでも上の作品群の中で、観たことがある作品、興味のある作品が目にとまりましたら、読書会にご参加されませんか。

 

参加費は500円です。(飲物と軽食代込み)
時間が夕飯時なので、パンとかサンドウィッチなど、軽食をご用意いたします。

 

〜読書会の流れ〜

★19時より開始。一人5分程度で読んだ感想、思っていることなどを話してもらいます。初めての方は簡単な自己紹介もお願いします。

★20時から30分程度休憩。パンを食べたり店内の本を見てもらったり、みんなと話したり。店内の本はもちろん買うことができます。

★20時30分より、フリートークです。前半の感想をふまえ、「恋の映画誌」に関して思うところを語り合えたらと思います。

ご参加ご希望の方は、メール、お電話、ツイッターやフェイスブックよりご連絡下さい。
営業時間中に当店に直接来ていただいても、もちろん大歓迎です。

・メール info@clarisbooks.com
・電話 03-6407-8506

皆様からのご連絡、心よりお待ちしております。

前回の読書会の様子はこちらからご覧いただけます。

石村

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