7月5日の日曜日に開催の読書会の課題本が決まりましたのでお知らせいたします。
『映画とは何か』アンドレ・バザン著 上下2冊 岩波文庫
アンドレ・バザン(1918-1958)はフランスの映画批評家。「カイエ・デュ・シネマ」誌を創刊し、その誌上で後に映画監督となるジャン=リュック・ゴダールやフランソワ・トリュフォーらが評論を寄稿し筆を競っていたことから、バザンはヌーヴェルヴァーグの誕生に多くを寄与した人物として知られております。
『映画とは何か』はバザン存命中に1冊、没後に3冊発行され、日本でも全4冊本が出版されておりました。今回ご紹介した岩波文庫版はフランス本国で4巻本を編集し、1冊に纏めたものを翻訳し今年発行されたものです。前から読みたいと思っていたので今回取り上げることにしました。ちょっと長いですが、短い論文を収録したものですので、まだ読んでいないのではっきりとは申し上げられませんが、わりと苦しまず読めると思います。
映画について語るということ、映画は演劇でもなく、写真でもなく、文学でもなく、絵画でもない。映画を映画として語ることに1950年代ころのフランスにおいては優れた論考が多くあり、バザンはその核のひとりでした。批評集というのは読書会でもあまり取り上げられた事のない分野でしたので、この機会に映画の事だけではなく、「批評すること」を勉強してみたいと思います。
古い映画ばかり取り上げられておりますので、とっつきにくいかと思いますが、フランスでも長く版を絶やすことなく読まれている本なので、1冊の読み物として楽しめるかと思います。
好きな映画の話でもして盛り上げていきましょう。
石村
〜読書会の流れ〜
★19時より開始。一人5分程度で読んだ感想、思っていることなどを話してもらいます。初めての方は簡単な自己紹介もお願いします。
★20時位から少し休憩をはさみ、フリートーク。前半の感想をふまえ、課題図書『映画とは何か』について、あるいは映画について、思うところを語り合えたらと思います。
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ご参加ご希望の方は、メール、お電話、ツイッターやフェイスブックよりご連絡下さい。
営業時間中に当店に直接来ていただいても、もちろん大歓迎です。
・参加費 500円(軽食代込み)
・7月5日(日) 19:00開始 終了は21時半から22時位を予定しております。
・メール info@clarisbooks.com
・電話 03-6407-8506
クラリスブックスの読書会について、いままでの読書会のご報告など、よろしければこちらのページをご覧ください。→http://clarisbooks.com/?mode=f8
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皆様からのご連絡、心よりお待ちしております。
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