久々に新入荷の書籍のご案内です。
映画の本が多数入荷しました。何点か紹介いたします。
私がイチオシの本はこちらです。
▲『ええ音やないか 橋本文雄・録音技師一代』
橋本文雄 上野昂志 リトル・モア 1996年 カバー
カバー少スレ・小口少ヨゴレ有
3,500円 ご注文はこちらから
『ええ音やないか 橋本文雄・録音技師一代』
日本映画を代表する名作「幕末太陽伝」をはじめ、戦後再開した日活映画の現場に参加、のちに「錆びたナイフ」らの日活アクション映画全盛時代の作品の音を録り 続けた録音技師、橋本文雄の半生記です。撮影監督を紹介する文献は頻繁に見受けられますが、録音技師のそれはなかなか珍しいかと思います。無声映画でない限り映画には音がついています。現場でしゃべる声や物音をそのまま録れば出来上がりというものではありません。さまざまな効果を加え、音楽をつけ、映画の 音声は出来上がります。監督の意を汲み取り、いかに作品の世界を体現する音を作り出すか、それが録音技師の仕事です。戦後の日本映画の「音」がどのように創作されてきたか、映画界の浮き沈みと共に歩んできた橋本文雄の苦闘の歴史が、上野昂志の聞き書きによりスリリングにまとめられた大著です。
その他にも気になる本が。
日本の植民地時代の朝鮮映画が発掘されたことを足掛かりに考察する植民地国家論。
▲『 帝国日本の朝鮮映画 植民地メランコリアと協力』
李英載 三元社 2013年 カバー・帯
2,400円 ご注文はこちらから
こちらはウディ・アレンのインタビュー集です。テレビ用に製作されたものが、番組で収めきれなかった部分をあきらめるのは惜しいと、1冊の書物にまとめられたそうです。
▲『ウディ・アレン 映画の中の人生』
リチャード・シッケル エスクァイア・マガジン・ジャパン 2007年 カバー
1500円 ご注文はこちらから
他にも映画関係ではエスクァイアのE/Mブックスのシリーズが多数入荷しました、どれもきれいな状態です。
今回ご紹介した書籍は店頭でご覧いただけますので、ご来店をお待ちしております。
尚、在庫はすべて一点限りですので、売り切れの際は御容赦ください。
石村
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